先日、長男の口の中(歯茎)に出来た「ほくろ」を摘出し、検査してもらいました。
今回は、前回の続き「ほくろ摘出~検査~検査結果」について書いていこうと思います!
前回の記事はコチラをご覧ください↓
約1年後 「ほくろ」が大きくなり始める!
3か月に1回ぐらいのペースで定期的に歯科で健診をうける時に、同時に「ほくろ」の状況も見てもらっていました。
それまでは、特に変化もなく過ごしていました。
しかし、ほくろを発見して約1年後の定期健診の前日、長男の仕上磨きを久しぶりにしてみて、気がつきました。
「あれ?ほくろ大きくなってる気がする!!」
そう、ほくろがなんだか大きくなっている気がするのです!
「う~ん、これってどうなんだろう??とりあえず明日、歯科の定期健診の日だから聞いてみよう」と思い、長男に「先生にほくろが大きくなっている気がする」って聞いてみて」とお願いしました。
定期健診の日、診察室呼ばれた長男に、「忘れないように先生にほくろのこと聞いてみてよ」とお願いして送り出しました。
しばらくすると、私も診察室に入るように呼ばれました。
なんだか嫌な予感が。。。
先生からまず一言。
先生:「お母さん、歯茎のほくろなんですが、大きくなってきています」
やっぱり!!!!
先生:「この画像を見てください。こちらが約1年前の写真。これが今回の写真です。大きくなっているのがおわかりでしょうか?」
私:「やっぱり、そうですよね。なんだか大きくなってる気がしたので、今日、先生に相談するように長男にも伝えていたんです。。。」
先生:「たぶん、悪いものではないとは思うんですが、ちょっと大きくなってきたんで、万が一にそなえて、詳しく検査をしておいた方がいいのではないかと思うんです。紹介状を書くので、口腔外科のある大きな病院で1度診察してみてください。」
私:「はい。わかりました・・・」
とうとう、詳しい検査をすることになりました。。。
頭の中をよぎるのは「悪性黒色腫」のことです。。。
先生の言い方だと、その可能性はなさそうですがやっぱり気になります(汗)
まぁ、どうなんだろう?とモヤモヤした気持ちでず~っと過ごすよりも、検査をして白黒はっきりさせた方がすっきり出来るので、良かったと思うことにします。
悪いものじゃないと検査の結果、分かれば安心だし、もし、万が一悪いものだとしても、早期発見できれば早く治るかもしれません。
検査をすると決めたのなら、早く行動するのみです!
かかりつけの歯科には、紹介状が出来しだい連絡をしてもらうようにして、紹介状をもらってすぐに、家の近くの紹介された口腔外科に行くことにしました!
口腔外科の先生の診断は?
紹介状が出来、すぐに紹介された口腔外科の予約を取りました。
電話で症状を伝えると、「少し待ってもらうかもしれないけど」と言われましたが、数日後の予約がとれました。
予約した日、紹介状を持って病院に向かいます。
口腔外科の先生に見てもらった結果は
先生:「年齢的にも、たぶん「ほくろ」のようなものだとは思います。〇〇先生の紹介状にもあったように、ちょっと大きくなってきているのを先生も心配されて紹介されたのだと思います。まぁ、大丈夫だとは思いますが、詳しく検査しておきましょう」
と言われ、検査をすることになりました。
この日は、もう遅かったので、次の日の予約を取って帰ることに。
注射の嫌いな長男はテンション下がりまくってました。
検査当日
検査当日、朝1番の予約でした。
病院に行き、長男は診察室へ。
検査の流れは以下の通りです。
ほくろを切り取るために歯茎に麻酔 → ほくろの部分を全摘出 → 縫合 → 5日後抜糸
切り取られたほくろは検査に出され、1週間程度で結果が分かる
という流れでした。
診察室から出てきた長男に話を聞くと、
長男:「ほくろ、ごっそり全部取られたよ。縫うのも、かなりチクチクと縫ってた。ていうか、麻酔がきいて上手くしゃべれん。今から学校に行っても、今日の給食食べるの無理かも。オレンジとか出たらマジで無理じゃ。絶対にしみる」
その後、先生から「麻酔がきれるとかなり痛むと思うので、痛み止めを出しておきます。抗生剤の出すので、ちゃんと飲み切ってください」と諸注意がありました。
長男は、麻酔や痛み止めがきれると、手術当日はかなり痛がって、見ている方もかわいそうでした(泣)
ちなみに、この日の給食には長男が心配していたオレンジが出たそうです(笑)
先生にお願いして食べるのを免除してもらったそうです。
5日後の抜糸
長男 手術の次の日くらいから、痛み止めを飲まずに通常通りに過ごせるようになりました。
5日後の抜糸は、本人が言うには特に痛くもなくすぐに処置が終わったよと言っていました。
傷もきれいに治っており、後は検査結果を待つだけです!
手術をしたのが4月22日。
2019年のゴールデンウィークは10連休でした。
病院は中日は開いていたので、その時に検査結果を聞く予定で予約も入れていました。
が、検査機関がGWに入っていたからか、結果が出ておらず、結局結果が出たのはGWが終わった5月11日でした。
検査の結果「色素性母斑」と判明
やっと、検査結果が出ました。
大丈夫だろうと思いながらも、やはり結果を聞きに行く日はドキドキしていました。
診察室に呼ばれ、先生から結果を聞きます。
先生:「ほくろだと思っていましたが違いました」
私:「えっ!!(頭の中で最悪の状況が思い浮かびます)」
先生:「ほくろではなく、色素性母斑というものでした。今の時点では悪性のものではありません。」
私:「悪性ではないですね?」
先生:「(検査結果の紙を見せてくれながら)ここにもあるように、悪性はみられないとあります。ただ、この色素性母斑は30年、40年と長い間、刺激が加わることで悪性化することがあります。歯茎で、毎日歯磨きをし刺激が加わることを考えると摘出しておくことがのぞましいです」
私:「そうなんですか。。。」
先生:「今回、検査のために組織をすべて摘出しているので大丈夫です」
私:「本当ですか!ありがとうございます」
先生:「今回で全ての処置は終了しましたが、経過をみたいので1年後にもう1度診察にきてください」
悪性ではありませんでした!
よかったぁ!!一安心です!
しかも、検査のためすべてを摘出したので、今後悪性化する心配もなくなりました。
きっと、先生はそのことも見越して、全てを摘出していたんでしょうね。
ちなみに、先生が言われた色素性母斑とは
色素性母斑
メラニン色素産生細胞の過誤腫(ある組織や細胞の構成細胞が過剰に増殖して腫瘤をつくることがあります。構成が異常である細胞群が特別に増殖し、腫瘤を形成したもの)的増殖によるものです。悪性黒色腫・血管腫との鑑別が必要です。
処置:摘出が望ましい。とくに口腔内の色素性母斑は、悪性化を考えて摘出します。
(日本口腔外科学会より引用)
のことです。
先生が言われていた「ほくろ」は生理的色素沈着のことだったみたいで、今回の検査で、そうではなく色素性母斑と判明しました。
定期健診及び早期処置は大切です!
今回のことで、定期的に健診を受けることや早く処置をすることの大切さを身をもって体験しました。
長男は矯正治療中で、定期的に歯科に通っています。
そのおかげで、ほくろの様子を定期的に診てもらえました。
だから、少しでもおかしいと感じたときに、適切な措置を取ったもらえたと思います。
そして、早期措置のおかげで今後悪性化する可能性のある色素性母斑を摘出することが出来ました。
もし、長男が歯が丈夫で歯科に通っていなければ、ずっと気がつかず、歯ブラシの刺激で40年も経ったときに悪性黒色腫になっていたかもしれません。
なにか、少しでも変だなと思ったら、病院で診てもらうことは大切だなと思いました。
もし、口の中にほくろがあって、気になっておられる方がいたら、まずは病院に1度相談に行ってみることをお勧めします!!
1年後の経過観察に行ってきました!
色素性母斑を摘出してもらって、約1年が経過しました。
病院の先生から「約1年後、春休みにでも経過を診たいので受診してね」と言われていたので、病院に行ってきました!
この1年間の間、何度か矯正歯科の先生の所には通っています。
その時、先生からは特に何も言われていなかったので、まぁ大丈夫だとは思っていたのですが、やっぱり、待合ではドキドキでした。
長男が、呼ばれ診察室に入っていきます。
「どうなんだろう?何か変なところが見つかりませんように」と祈る思いで待っていると、拍子抜けするぐらいすぐに戻ってきました(笑)
長男に、どうだったか聞いてみます。
私:「どうだった?何したの?」
長男:「え~っとね。口を開けて、吸われるのを入れられながら、診ただけ」
私:「えっ?それだけ?先生、何か言ってた?」
長男:「「問題ないから、あとは、矯正に通っている歯科の先生にお任せしよう」だって」
あっという間に、終わってしまいました(笑)
しばらく待合で待っていると、私が診察室に呼ばれ、先生から説明を受けました。
受けた説明は、もちろん長男と全く同じでした。
これからは、矯正に通っている歯科で定期的に矯正装置を診てもらうついでに、口の中をチェックしてもらいながら経過観察で良いそうです。
これで、色素性母斑の治療が終了しました!