我が家の長女、最近料理作りもを率先してやってくれるようになりました。
小学1年生の頃から、仮に私が病気になってご飯が作れなくても、簡単な味噌汁やおかずが作れるようにとの思いからご飯を作るのを手伝ってもらいながら料理を覚えてもらうように努めてきました。
最近は長女一人で作れるレシピも増えてきて、晩御飯の準備をほぼ長女がしてくれる日もあります。
そんな長女が、図書館で面白い本を借りてきました。
それは「歴史ごはん」という本です。
今回は、この本について書いていこうと思います。
- 図書館で見つけて嬉しそうに「歴史ごはん」の本を借りてきた長女
- 「歴史ごはん」に載ってるレシピは17品
- 何から作るか悩む長女。結局「蘇」を作ることに!
- つづいて「ほうとう」に挑戦!
- 歴史ごはんのおかげでますます日本史好きに!
図書館で見つけて嬉しそうに「歴史ごはん」の本を借りてきた長女
長女と図書館に行ったとき、満面の笑みを浮かべながら長女が1冊の本を持ってきました。
「ママ、メッチャ面白そうな本を見つけたんじゃけど。見てみて!」と長女が見せてくれた本が「歴史ごはん」という本です。
昔の人の食生活についての資料集的な本なのかなと思いながら、中を確認してみました。
すると中は、昔の人が食べていたであろう食事の作り方が!!
そうです、この本は昔の人が食べていた料理のレシピ集なんです。
もちろん、ただレシピが載っているだけではなく、その時代時代の食文化に関する情報も載っていました。
料理好きで日本史好きの長女にとっては、最高の1冊だと思います!
長女は「面白いじゃろ!これ借りて、家で料理作ってみようや!」と言いながら嬉しそうに本を借りていました。
「歴史ごはん」に載ってるレシピは17品
早速家に帰って、ゆっくり本を読んでみます。
本は縄文時代~大正時代まで、時代順にその時代に食べられていた代表的な食事のレシピが紹介されていました。
その数はなんと17品!!
例えば、平安時代なら今昔物語集に出てくる「いもがゆ」、戦国時代なら「兵糧丸」などのレシピが載っていました。
巻末には
本書で紹介している料理は、残された土器や文献、絵画などから、「こんなものなどを、こんなふうにして食べていたのではないか」と考え、現代風に再現したものです。作りやすいように、手に入りやすい材料、作りやすい方法にアレンジした部分もあります。
「歴史ごはん」のおわりに より引用
とありました。
いくら現代風にアレンジしてあっても、当時の人々がどんな思いで作ったり食べたりしていたかを考え、日本史に興味を持つには十分過ぎる本だと思います!
何から作るか悩む長女。結局「蘇」を作ることに!
本を見ながら、どの料理から作るかを悩む長女。
なかなか1人では決めきれなかったらしく、長男に相談を持ち掛けてました。
図書館で歴史ごはんの本を借りてきた長女。
— ろど・すた子 (@aX9mTvTGeCdlhdG) 2022年4月12日
歴史好きな長男と何を作るか相談中。
長男は「蘇」が、長女は「ふのやき」が作りたいと意見が食い違いましたが、話し合いの結果、「兵糧丸」を作ろうと意気投合してました。#歴史ごはん #歴史 pic.twitter.com/hbEhq55gTX
しかし、2人の意見が合いません(笑)
最終的に「兵糧丸」にしよう!言っていましたが、結局1番に最初に作るのは長男のリクエストの「蘇」になりました。
理由は、材料が牛乳だけで、買いに行かなくてもあったからです。
作り方は、とっても簡単、ひたすら牛乳を煮詰めていくだけです。
早速、長女は「蘇」作りに取り掛かりました!
フライパンに牛乳を入れ、焦がさないようにゆっくりとかき混ぜます。
こうして、握れる程度の固さまで牛乳を煮詰めれば完成!
難しい作業はないので簡単に出来ると思って作り始めたのですが、この考えは甘かったことが後々判明。。。
そう、牛乳を焦がさないように煮詰めるので、弱火でゆっくりと煮詰めていきます。
結局、500mlの牛乳から蘇を作るのに1時間以上煮詰めていました。
その間、時々かき混ぜないといけないので、台所から離れる訳にもいかず。。。
しかも、私が晩御飯の準備をしている横で作り始めたので、ガスコンロを1口 蘇作りに独占され、私は思うように晩御飯を作ることが出来ませんでした。。。
そうした大変な思いをして作った「蘇」がコチラ!
キャンディーチーズぐらいの大きさに丸めてみました。
では、いよいよ実食です!
見た目はチーズっぽいですが、一体どんな味なんでしょうか?
味の感想は。。。。
ただただ、超濃厚な牛乳って感じです。
チーズのような見た目ですが、チーズ感は全くありませんでした。
子供たち誰の口からも「美味しい」という言葉は出てきませんでした。。。
長女の感想としては「昔の人は、これが美味しいって思って食べてたんかね。。。」とのことです。
つづいて「ほうとう」に挑戦!
蘇の次に長女が選んだのは「ほうとう」です。
ほうとうは山梨県の郷土食として有名です。このほうとうは、戦国大名の武田信玄が陣中食として作らせたのが始まりと伝わると書いてありました。
ほうとうは、材料を見るとなんとなく味が想像できます!
「蘇」より期待できそうです!!
長女が晩御飯は「ほうとう」にしようと言って作り始めました!
まずは小麦粉をコネコネ。
めんぼうで伸ばし、うどんより少し太めに切っておきます。
鍋に水を沸かし、味噌を溶いたら材料を入れて煮込みます。
今回はレシピに忠実に作ろうということで、鶏肉、大根、ゴボウ、ネギのみを入れました。
野菜に火が通ったら、最初に作った麺を入れ、さらに煮込めば出来上がりです!!
長女は頑張って、ほぼ1人で作りました。
完成した「ほうとう」はコチラ!
これは、美味しそうです。
早速、晩御飯として食します。
さてさて、感想は?
メチャクチャ美味しい!!子供たちみんな大絶賛です!!
あまりの美味しさに長女は、「ほうとうを我が家の定番料理にしよう!」と言い、次作るときは、もっと違う野菜も入れてみようと言っていました。
ちなみに、この「ほうとう」を1番気に入ったのは次女。
あまりの美味しさに、作ってくれた長女にお礼の手紙を書いて渡してました。
歴史ごはんのおかげでますます日本史好きに!
さて、長女は次の料理をどれにするか色々考えているようです。
この、歴史ごはんの本のおかげで、ますます日本史好きになってるようです。
さらに、料理好きにも!!
こうやって、好きなことや興味があることから、どんどん色んな知識を深めていってくれればいいなと思います。
色々調べてみると歴史ご飯に関する本はたくさんあるようです。
他にも平安時代のスイーツに関する本もあり、『枕草子』や『源氏物語』に出てくるスイーツの再現レシピが載っているものもありました。
日本の古典文学が好きな長女は、この本にも興味を持ちそうです。
これからも長女と一緒に歴史ごはんについて調べてみようと思います。