子ども4人のドタバタ日記

男の子2人、女の子2人の4児の母が、子どものことや日々の生活のドタバタを書き綴ってます。

『この世界の片隅に』全漫画原画 展(呉市立美術館)と入船山記念館に行ってきました!

呉市立美術館で開催されている『この世界の片隅に』全漫画原画+αで見る すずさんが生きた時代、そして呉 を鑑賞しに行ってきました!

今回は、この企画展&入船山記念館について書いていこうと思います。

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『この世界の片隅に』が好きな長男から誘われて!

我が家の長男、「この世界の片隅に」の映画が、家で何度も何度も見るぐらい大好きなんです。

その大好きな「この世界の片隅に」の漫画原画展が呉市立美術館で開催されることを知り、「行きたい!!」と言い始めました。

 

「この世界の片隅に」は広島市出身の漫画家・こうの史代さんの作品で、漫画アクションで2007(平成19)年~2009(平成21)年まで連載されていました。

第二次世界大戦末期の呉、広島が舞台となっており、主人公のすずさんは北條周作さんと結婚するために呉に嫁いできました。

 

 アニメーション映画は大好きで何度も見ている長男ですが、漫画は読んだことがありません。

 

そんな長男が「原画漫画を見たい!!」というので、 呉市立美術館に行くことにしました!!

呉市立美術館へ

呉市立美術館はJR呉駅から約800mです。

徒歩でのんびり歩いても15分ほどで着く距離です。

途中、「この世界の片隅に」の作品にも登場する「めがね橋」の呉線ガード下をくぐれば美術館はもうすぐそこです!

 

旧呉海軍下士官兵集会所であった青山クラブ及び桜松館の横を通ります。

この場所も、この世界の片隅にの中に出てきた建物です。

今は、この世界の片隅にのパネルなどが建物に飾られており、今から行く企画展へのワクワク感が倍増されました!

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青山クラブの建物を通り過ぎるとすぐに美術館通りが見えます。

その通りを上っていくと、呉市立美術館に到着です!

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緑がたくさんある美術館です!

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『この世界の片隅に』全漫画原画+αで見る すずさんが生きた時代、そして呉展

さっそく中に入ってみます。

入館料は大人500円、小中生200円でした。

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こうの史代さんの色紙がお出迎えしてくれていました。

 

展示室に入ると、たくさんの漫画原画が!!

出品目録を見てみると、原画合計点数は421点に!!

すごい量です。

 

1つ1つゆっくりと丁寧に読んでいきました。

 

毎回、美術作品をみて思うことなのですが、絵がうまい人って本当にすごいなぁと尊敬します。

私自身、絵心が全くないので、どうやったら、あんなに上手に絵が描けるんだろうか、あんなに絵がうまく書けると、絵を描くことが楽しくて仕方ないんだろうなと思います。

しかも、原画をみて気が付いたのですが、こうの史代さんはトーンをほとんど使われていませんでした。

ペンだけで、色の濃淡などを表現されていて本当にすごいと思いました。

 

長男と一緒に「最初はすごいねぇ!」と言いながら見ていたのですが、途中から、作品にのめりこみ、2人とも無言で作品を鑑賞していました。

 

本当に素晴らしい原画が展示してあり、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました!

 

関連年表や資料など写真撮影できる場所もありました。

 

例えば、すずさんの家の模型があったり、

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呉・広島の主な出来事、国内外の動き、すずたちの出来事でまとめられている年表があり、とても分かりやすかったです。

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この他にもすずさんの時代に関連するものが展示してありました。

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入船山記念館へ

呉市立美術館で素晴らしい原画を堪能した後、すぐ隣にある入船山記念館に行ってみることにしました。

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入船山記念館は

呉市の歴史的記念物・資料などの保存・展示を図り、郷土文化向上に寄与するため昭和42(1967)年4月1日開設されました。

平成10(1998)年に国重要文化財に指定された「旧呉鎮守府司令長官官舎」を中心に、旧呉海軍工廠塔時計・旧東郷家住宅離れ・郷土館・歴史民俗資料館などが点在し、近代日本の歴史を感じることのできる呉のまちの中でもシンボルとして欠かせない場所です。

(入船山記念館パンフレットより引用)

 門をくぐるとすぐそばに旧東郷家住宅離れがありました。

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その側には、東郷平八郎ゆかりのイチョウが植えられていました。

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2020年7月1日植樹式が行われたそうです。

すくすくと大きく育ってほしいなと思います。

 

坂を上っていくと大きな時計が見えてきました。

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旧呉海軍工廠塔時計です。

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大正10(1921)年に、呉海軍工廠造機部庁舎屋上に設置されたものです。

ちなみにこの塔時計高さは約10mもあり、電動親子式衝動時計としては、国産で最も古いもののひとつです。また、1日4回(9時・12時・15時・18時)流れるメロディーは、毎年呉市内の小・中学生が作曲したものが流れるそうです。

 

また少し上ると、

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番兵塔がありました。

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さらに、少し上には旧高烏砲台火薬庫

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高角砲の砲身などがありました。

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坂を上りきると旧呉鎮守府司令庁官官舎が見えます。

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まずは郷土館で旧呉鎮守府司令長官官舎に関係する資料などの展示を見ました。

入館料は大人250円、小・中学生100円です。

しかし、呉市立美術館の観覧券を見せることで2割引きで入ることが出来ました。

 

いよいよ、旧呉鎮守府司令長官官舎の見学です!

玄関はかなり大きかったです。

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しかし、入るのはこの玄関からではありません。

少し裏に回った、炊事場が入り口になっていました。

靴を脱いで入ります。

この建物は、当時、呉鎮守府経理部建築科長の櫻井小太郎の設計で、木造平屋建で、洋館と和館からなっていました。

 

順路通り見学していきます。

まずは、茶の間や畳廊下を見ながら進みます。

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その後、廊下を通って洋館部分へ!

洋館の壁紙は「金唐紙」と呼ばれる加工紙です。

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とても美しい壁紙でした。

 

洋館には広間や応接所、客室や食堂がありました。

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これは↑客室です。

 

食堂には当時の献立が再現されていました。

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海軍艦上午餐会の献立例です。

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とっても美味しそうでした。

 

一通り、旧呉鎮守府司令長官官舎を見て回って、最後歴史民俗資料館にも行きたかったのですが、時間がなかったので、泣く泣く諦めて帰路に就くことにしました。

 

1日中楽しめる呉の街です!

今回、呉市立美術館、入船山記念館と半日で駆け足で回りました。

呉市には、このほかにも呉駅の近くに大和ミュージアムてつのくじら館があります。

てつのくじら館には日本で唯一、実物潜水艦が展示してあります。

また、海上自衛隊 呉地方総監部第1庁舎(旧呉鎮守府庁舎)やアレイからすこじまなど見どころがたくさん!!

また、海上自衛隊呉基地・艦艇ごとのカレーが市内の色んなお店で味わえるようで、呉海自カレーガイドブックを見ながら、色んなカレーを食べ比べてみるのも楽しそうだなと思いました。

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今度は朝からゆっくり1日かけて観光したいなと思いました。

 

 

 

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