先日、広島県三原市にある佛通寺(ぶっつうじ)の紅葉を見に行ってきました!
紅葉狩りは我が家の秋の恒例行事なんです。これをやらなと、秋が終わって冬がやってくるって感じがしないんです。
今回は、ドライブがてら少し足をのばして、佛通寺に行ってきました。ちょっとした小旅行です!
色づき具合はまずまずの感じでした。
場所によっては、すでに落ち始めている木もありました。
佛通寺は600年以上の歴史があるお寺
さて、紅葉を見に行った佛通寺の歴史を調べてみました。
佛通寺は,應永4年(1397年)小早川春平公が 愚中周及(佛徳大通禅師)を迎え創建した臨済宗の禅刹である。 佛通寺の名称は,愚中周及の師である即休契了を勧請開山とし, 彼の諡号(佛通禅師)を寺名にしたことを起因とする。 小早川家一族の帰依を受けて瞬く間に寺勢は隆昌し,最盛期には 山内の塔中88ヵ寺,西日本に末寺約3千ヵ寺を数えるに到った。 しかし,応仁の乱の後に荒廃にむかい,小早川隆景の治世になって やや再興したものの,福島家そして続いて浅野家と権力者が変わるにつれて, しだいに当時の面影を失ったのである。 しかし,明治期に入ると一転して法灯は大いに挽回され明治38年, 初代管長の寛量思休禅師のもと臨済宗佛通寺派として天龍寺から独立復旧し, 参禅道場をもつ西日本唯一の大本山として今日に到っている。(佛通寺ホームページより引用)
佛通寺、今から約600年以上も前に建立されたとっても歴史あるお寺です。
そんな歴史のある寺の参道に、大きなイヌマキの木がありました。
写真を撮り忘れたのが残念ですが、広島県の文化財にも指定されているイヌマキです。
高さが約20mで幹周りが3.5mほどありました。本当に、大きく太い木でした。目の前で見ると圧倒されます。
このイヌマキは仏通寺開山の愚中周及禅師が植えたと言われているそうです。
と言うことは樹齢は約600年(?)ということなんですかね。本当にすごい!歴史を感じます!
愚中周及という人物は?
佛通寺を開山した愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう)という人はどんな人だったんでしょうか!
愚中周及は, 元享元年、岐阜県で生まれ, 13歳の時に 夢窓疎石(天龍寺の開山)の下で修行し, 後に春屋妙葩の下で修行した。 19歳の時に中国(元の時代)に渡り(1341年),最初、月江正行に参じ、ついで 金山寺(中国湘江省)の住職であった 即休契了(佛通禅師)の下で約10年間修行に励まれ、その法を嗣いだ。 中国から帰国後(1351), 京都の五山叢林を嫌い, 丹波(現在、京都府福知山)の天寧寺において多くの弟子の育成を 行った。春平の要望に応えて佛通寺を創建(1397)すると ともに弟子の育成にあたった。応永16年(1409年)87歳天寧寺にて示寂し、佛徳大通禅師 と諡号された。(佛通寺ホームページより引用)
おぉ!日本史の授業で聞いたことがある人物や寺などとの繋がりが色々とあるすごい人物のようです!
大人と子供で紅葉狩りの楽しみ方が違う?!
紅葉狩り、大人は木々の色づきを目で見て、その美しさに感動したりして楽しみます。
私も、赤や黄色、オレンジなどに色づいた葉っぱを見ながら綺麗だなぁと目も心も癒されていました。
「綺麗だねぇ」とか「ここからの眺めが良いと思わない?」なんて子供たちに話をふります。
長男(10歳)や長女(8歳)からは「本当だ!綺麗だね。」とか「赤や黄の中に、まだ緑の葉っぱが混ざってるのも良い感じだと思うなぁ。」って答えが返ってくるのですが、次男や次女は「きれ~い!」とは言うものの、下ばかり見ています。
そして気づくと、次男(5歳)と次女(2歳)は2人で落ちている綺麗に色づいているモミジなどの葉っぱを一生懸命に拾っています。
「あっ、きれいな赤いのがあった!」とか「こっちのは黄色だ!」と言いながら。
次女に至っては、葉っぱのほかにドングリまで拾って、ポケットにいっぱい詰め込んでいました。
ドングリをいっぱい拾った次女は満面の笑みを浮かべていました!
未就学児は色づいた葉っぱを見て感動するというよりは、葉っぱやドングリなどの秋を見つけて拾うほうが楽しいようです!
大人とはまた違った楽しみ方ですね!
佛通寺の紅葉の感想は!
さて今回行った、佛通寺の紅葉の感想を一言でいうなら大変素晴らしい!です。目も心も癒され、また来年も行ってみたいなと思う場所でした!
ただ、道がとても細かったです。紅葉を見ながら歩いている人のすぐそばを車で通る必要があるので、お互い注意が必要です。
行かれる方は、この点を注意しておいた方が良いと思います!
ちなみに、佛通寺の紅葉ライトアップもしてるようです。
三原観光naviによると平成30年11月3日~平成30年11月25日の17:30~20:00だそうです。
夜はまた違った雰囲気なんだろうな。夜の紅葉も見てみたかったな。