子ども4人のドタバタ日記

男の子2人、女の子2人の4児の母が、子どものことや日々の生活のドタバタを書き綴ってます。

長女が思春期早発症と診断されちゃった!治療はリュープリン注射

思春期早発症(ししゅんきそうはつしょう)ってご存知ですか?

思春期とは

思春期(ししゅんき、独: Pubertät、英: puberty)は、人間が生殖器以外でも外形的性差が生じ、やがて生殖能力を持つようになり、性的に成熟し、心身ともに子供から大人に変化する時期のこと。(Wikipediaより引用)

とあります。

それが、一般的な時期よりも早く(2~3年ほど早い)来てしまう病気です。

実はその思春期早発症、長男と長女が診断されています。

f:id:kougainet:20181105111130j:plain

思春期早発症に気がついた出来事

長男と長女、小さいころから大き目の子供でした。同じ年頃の子供が集まると背の高さは1番か2番という感じ。

大きいことは特に問題もないだろうと思い、気にも留めていませんでした。

しかし、長女が5歳を過ぎ幼稚園の年長になろうという頃、お風呂上りに体を拭いてあげているときにふと気がついたことが。

「あれ?なんか胸が膨らんできてない?」ということです。

今までも、いわゆる幼児体型でお腹はポッコリ出ているような子供でしたが、よ~く見ると太って胸が出ているという感じではなく、明らかに胸が膨らんでいる感じなんです。

本人が気にしてはいけないので、本人にはあまり言わず、色々と調べてみました。

最近は、便利なことにインターネットで色々なことが調べられます。

そこで、日本小児内分泌学会のホームページで長女とよく似た症状を探すことができました。

そこで、初めて「思春期早発症」という病名を私は知りました。

調べていくと脳内の腫瘍などが原因となっている場合と明らかな原因がわからない場合があるとありました。

「えっ!脳内に腫瘍!」もしそうだったら、どうしようと不安な気持ちになります。どうしようと、うじうじと考えていても始まらないので、「やはり病院にいって診察してもらおう。それで、私の思いすごしで、ポッチャリ体型だっただけと言われれば、それでいいじゃん。」と思い病院に連れていくことにしました。

一体何科に受診すればいいの?病院選びの秘訣

いざ病院を受診しようと思って一番悩んだのは、何科を受診すればいいのかということ。

子供の病気のことだから、小児科でいいんだろうか?個人病院に行くべきなのか、総合病院の方が良いのか

ということでした。

そこで私が活用したのが、娘とよく似た症状を見つけた日本小児内分泌学会のホームページです。

このホームページには、この学会に所属している内分泌代謝科の専門医の方々が掲載されており、所属している施設も掲載されていました。

たまたま、家の近くの総合病院に専門の先生がおられたので、その病院を受診することに決めました。

(もし、近くに専門の先生がおられなかった時は、そのホームページを印刷して、かかりつけの小児科の先生に相談してみようと考えていました。)

善は急げ!早速病院受診

行く病院を決めたのなら、思い立ったら吉日と思い次の日に病院へ行くことに。

専門の先生に診察してもらえることになり、一安心。

胸が膨らみ始めた気がすることを伝えると、まずは身長と体重をはかってみることに。

長女:5歳8ヶ月 身長:123.1cm(2.9SD) 体重:24.6kg(1.8SD) でした。

体重は成長曲線内に入っているのですが、身長はかなり飛びぬけてる状態です。

先生には母子手帳や幼稚園での体重測定の結果を見せました。これは持って行っておいてよかったです。今までの身長の推移を先生に見てもらうために必要でした。

先生が今までの身長・体重を成長曲線に書き込むと3歳の頃には、身長が曲線から飛び出し始めたことが一目瞭然でした。

f:id:kougainet:20181103153429j:plain

身長と体重を管理するアプリでのグラフです。(2018年11月現在)

 

次に手のレントゲンを撮りに行ってねと言われ、レントゲン室に。手の骨の完成具合(?)、骨年齢を見るための撮影です。

診察室に戻り、レントゲン写真を見ながら先生が「実年齢よりも+2歳ぐらいの骨だね。」と言われました。

長女のレントゲン写真と子どもの年齢とレントゲン写真が載っている専門書を見せてくださり、比較しながらとても詳しく説明してくださいました。

素人の私が見ても、すぐに分かり5歳の長女の手の骨は7歳や8歳ぐらいの子供の手の骨に近かったです。

思春期早発症は遺伝するの?!

続いて、問診です。

この問診で驚いたのは、両親の身長まで聞かれたこと。特に、母親である私の事を細かく聞かれました。

我が家は、旦那の身長(父親):178㎝ 私(母親):158㎝ です。

旦那は平均よりは少し大きいぐらい、私は少し小さめって感じです。

そんな私の成長を「子供の頃はどうだったか?」などと詳しく聞かれました。

先生が言うには、思春期早発症は親の成長に似ることがある。しかも母親の!そして、女の子の方が似やすいそうなんです。

よくよく考えてみると、私自身、子供のころほぼ長女と同じような成長をしていました。 

・幼稚園・小学校時代は、背の順で並べば必ず一番後ろ。

・小学校低学年だったのに、6年生に間違えられる。

・胸も私の記憶が正しければ、小学2年生の頃には少し膨らんでいた。

・生理が始まったのは小学3年生。

今思えば、私も思春期早発症だったのかもしれません。

やはり長女、私に似てしまったのかもしれないですね。

先生には、私の母親(長女にとっては祖母)のことも聞かれました。

祖母に聞いてみたら、子どもの頃は他の子よりも大きい方だったと言ってました。

似た性質が、脈々と受け継がれていってます。

これを遺伝と言ってよいのかは、私は医者ではないので分かりません。ただ、親と似たような成長をすることはあるようです。

 

先生の問診の結果、脳に腫瘍があることが原因の思春期早発症の可能性は低いと思われるということでした。その言葉を聞いて、一安心。

でも念のために、脳のMRIは撮っておきましょうとは言われましたが。。

血液検査をして性ホルモンが分泌していないかを調べ、MRIの予約をして、この日は帰宅しました。

長女、初めてのMRI

MRI検査の予約日。長女、もちろんMRIは初めてです。

検査の説明を受け、じっとしておくんだよと言われながら機械に入りました。

20分後検査室から出てきた、長女が「あぁ、疲れた。中、すっごいうるさかったよ。」と。よく頑張りました。

数日後、検査結果を聞きに病院へ。

MRIの結果、やはり脳に腫瘍は見当たりませんでした。(よかったぁ。)

血液検査では、まだ性ホルモンの分泌は見られませんでした。

なので診断結果

f:id:kougainet:20181105111130j:plain

、経過観察です。

3カ月に1度ぐらいのペースで受診をし、血液検査で性ホルモンの分泌を見ていくというものです。

性ホルモンの分泌が始まってくるようなら、治療を始めたほうが良いと言われました。

このままだと、「長女は145㎝ぐらいで身長がとまる可能性がある。生理も早く始まるかもしれない」と言われました。

私自身が生理が早く始まり、色々と苦労をしたので、それだけは避けてやりたいと思いました。

治療方法はリュープリン注射を月1回!

もし治療をするとなったら、どんな治療になるのかという説明も、先生は詳しくしてくれました。

性ホルモンの分泌を抑える働きのあるリュープリン注射を4週間に1回のペースで打つそうです。

期間としては1年~1年半ぐらいになるかなとも言われました。

まさかの長男も思春期早発症の疑い

診察の終わりに、先生から「他にも子供さんはいないの?」と聞かれました。

兄(長男)と弟(次男)がいる(当時はまだ第4子の次女は産まれてませんでした)ことを伝えると、「身長は?大きめ?」とさらに質問が。

その当時の長男(7歳5ヵ月)身長:136cm 体重:29kg ぐらいでした。(次男は、成長曲線の真ん中ぐらい)

身長は成長曲線を飛び出しています。

思春期早発症の可能性があるのか、尋ねてみると「可能性は高いね。一度診せにおいで」と言われました。

まさかの長男も思春期早発症の疑いが。。。ということで、長男も診察してもらいに行きました。

その時のことは、コチラをご覧ください↓

treport.hatenablog.com

【スポンサーリンク】